こんにちは、玉子です^^
今回は、今年で3回目の体験となった、キムジャン(キムチ漬け)について書いてみようと思います!
キムジャンの時期
キムチって、見ていると、漬け込む野菜も色々、赤くない・辛くないキムチもあるし、一年中いつでも作ることは可能みたいです。
ただ、「長期にわたり保存して食べる」という観点を入れると、韓国における初冬、最低気温が零下になる日が増えてくる頃に漬けることが多いようです。
天気予報で、「そろそろキムジャンの時期ですね」なんてチラッと聞いたのは11月くらいだった気がするし、義母がキムジャンを行うのは、私が見た限りでは大抵12月上旬くらいでした。
蔚山は韓国の中でも南の方なので…
ソウルとか、早く寒くなる地方では、キムジャンも多少早く行うものと思われます。
それでいて、キムジャンの作業は身体が冷えやすいので、雨天を避けたいのはもちろんのこと、初冬ながら比較的暖かい日を選んだりするようです。
キムチ漬けの手順
キムジャンって、なんとなく、「白菜などの野菜にヤンニョムを馴染ませて、保存容器・保存場所に収めること」というイメージがありませんか?
実は私自身の認識がそうだったし…
韓国に旅行に行くと、キムジャン体験みたいなアクティビティがあったりして、そういうのも「野菜にヤンニョムを馴染ませる体験」だったような気がします。
しかしお義母さんのすることを実際に見ていると、キムジャンというのはもう少し手間と時間のかかるものでした。
【-2】材料の選定、購入
ヤンニョムには多数の食材が用いられていて、その詳細まではまだ私の知るところではないのですが、国産品を中心に、唐辛子の粉や小エビの塩辛や、魚の乾物など、良い品がある店を探して、頃合いを見計らって義父母が買い集めたようです。
特に白菜は、気温が下がって美味しくなる頃。でも、作業のために、寒くなり過ぎない頃。寒さゆえ、美味しい白菜が取れる江原道(カンウォンド。韓国の北東エリアで、2018年に冬季オリンピックが開催された平昌も江原道内にある)産の白菜を、お義母さんが厳選し、キムジャン当日か前日くらいに家に届くよう購入していました。
【-1】ヤンニョム(漬けダレ)を作る
前項と前後するところもあるのですが、ヤンニョムの材料が揃ったら、頃合いを見てヤンニョムの仕込みを行います。
唐辛子の粉の他、りんご・梨・生姜・ニンニクなどをすりおろしたりつぶしたりしたもの、小エビの塩辛や魚の乾物を煮出したスープなどを混ぜて作ります。
うちの場合、おそらく、それぞれの素材の比率は明文化されていなくて、「だいたいこんな感じ」で混ぜて、その上で「お義母さんの舌が頼り」という感じと思われます^^;
ごく近い周囲の人たちの話を聞いた限りでは、お義母さんのヤンニョムは「強め、辛め」だそうです。
うちより少し早くキムジャンを行った叔母さんが、新キムチを少し分けてくれましたが、確かに「お義母さんのよりは薄味で、浅漬けみたい」なキムチでした。
【1日め】白菜を塩漬けに
さて、白菜を大量に買い込み(業務用ワゴン車を持っている義兄と共に大きな市場に行って買って来た模様)、傷んでいる外葉を取ってずっしり大玉の白菜を2分割。
塩をふって重しをして、余分な水を抜く…という作業から、私も参加しました。
昨年までは、4分割にして塩をふっていたような気がしますが…
どうも、この段階で4分割にすると、抜けてしまう葉が多くなって手間やロスが増えるので、今年はまず2分割でやることにしたそうです。
【2日め】白菜をすすいで水切り
白菜を一晩塩漬けにして翌日、大きなタライをいくつも使って白菜を水ですすぎ、また一晩おいて水切り!
こういう作業もやっぱり、外でやるのがラクですよね。だから、寒い日はつらい。
戸建て住宅でスペースがあればいいけど、マンションに住んでいたらどうする?
浴室が広ければそこで?でも、やっぱり手狭だから、仕込む量自体から、全体的にこじんまりとしそうですね。衛生面も気になる。
外だって気になるけど^^;
マンションに住む人が増えるほど、キムジャン文化も縮小しそうです。
【3日め】白菜にヤンニョムを馴染ませて収納
こうしてようやく、いわゆる「キムジャン」の作業に入ります!
近所の人や、家族を呼んで手伝ってもらうのも、だいたいこの工程じゃなかろうか。実際過去2年間では、近所に住んでいるお義母さんの妹さんや弟さんを動員したりしていました。
ただ手伝う訳ではなくて、叔母さんは、自分の家で食べる分を2csくらい持って帰ったりしていましたし。
手伝うし、もしかしたら多少材料費とか渡したりしているのかも知れないけど、手間のかかることはだいたいお義母さんがやっているな^^;
今年は都合がつかなかったのか、叔父さんも叔母さんも来なかったので、お義母さんと私の二人でヤンニョムしました!
癌サバイバーのお義父さんは冷えに弱いので参加せず。
私はヤンニョム初参加です!
見てこの、手前のタライいっぱいのヤンニョム(@_@)
そして白菜!
2分割になっていた白菜は、ここでさらに半分に割って、ヤンニョムに漬けていきました。
2年間見学していたおかげか、私もなんとなく出来る(笑)
白菜の葉の一枚一枚の間まで、ヤンニョムを馴染ませます。
最初は「なすりつけて、すり込む」という感じだったのが、段々「たっぷり挟み込む」という感じになっていきました^^;
お義父さんは、お義母さんのキムチが辛すぎるとかで、「辛さ控えめ」のヤンニョムで2cs分ほど作ってから、ヤンニョムに辛い唐辛子の粉を追加!
2cm厚さくらいに切った大根も、一緒に保存容器(桶)に入れていきました。
この大根も美味しくて、夫の好物でもあります^^ 大根嫌いらしいのに(笑)
保存桶にみっちりおさめたら、1日は常温に放置して、2日めにはキムチ用冷蔵庫に移してほぼ終了。
キムチ用冷蔵庫の温度はほぼ氷温で、熟成がゆっくりすすむようです。
今年2度目のキムジャン
ところが、この白菜を全部桶に収めたところで、ヤンニョムがほぼ半分くらい残っている事態が発生(@_@)
半分は…多い…
ということで、再度ほぼ同量の白菜を購入し、塩漬けして水切りして、ヤンニョム漬けを行うことになりました^^;
もう、保存桶もないし、キムチ冷蔵庫にスペースもないので、白菜の塩を強めにしたうえで、韓国伝統の甕にヤンニョムをした白菜を収め、屋外で保存することにしたようです。
ま…
キムチって、もともとそうなんだろう。知らんけど(T▽T)
甕、いっぱいあるんですよ。家の屋上やベランダに。
空のもあるし、みそとかコチュジャンとか入ってるのもあるし、って感じです。
おわり
こうして今年のキムジャンはほぼ終わりました。
お義母さんも、「あーこれで、忘れてしまえる!」としきりに言っています(笑)
キムチづくり、いつしよう、どうやろう、あれやこれや必要で、段取りは、とず~っと考えているのは頭がしんどいんでしょうね^^;
今冬はコチュジャンも仕込むつもりらしいので。
そういえば今年は、ポッサムや、出前チャジャンミョンとかもなかったけど、人数少なかったし、かえって面倒ですよね。
ということで今回は、2023年のキムジャンについて書いてみました。最後までお読み下さりありがとうございます!
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ではまた、안녕~!