玉子の韓国生活ブログ

韓国蔚山で暮らす日本人妻のブログです^^

【おうちごはん】トゥルチギと呼ばれた料理

こんにちは、玉子です^^
今回も微妙なタイトルなんですが(笑)
わが家で“トゥルチギ”と呼ばれ愛されている、料理のお話をしていきたいと思います。

 

 

トゥルチギとは(一般的に)

トゥルチギという料理は、ハングルでは“두루치기”と書いて、慶尚道の郷土料理らしいんですね。
私が住んでいる蔚山も、まさに慶尚道の中にあります。
豚肉とキムチをよく使い、南部では水分多めの煮込み料理っぽく、北部では水分少なめの炒め物っぽく作られることが多いようです。

そんななかなかマニアックな?料理を、私が早くから知るはずはなかったのですが、なんとなく「豚肉とキムチの炒め物作ってみよう」と思って食卓に出したところ、夫に「これはトゥルチギだよ!」と叫ばれた上に、「これなら毎日作ってくれてもいい^^」と言われるほど喜ばれ、愛される집밥(じっぱp、おうちごはん)として定着したのです。

 

わが家のトゥルチギの作り方

まず、ゴマ油で豚肉(250gくらい)を炒め、肉の色が変わってところどころ焼き色が付いたら、2cm幅くらいに切ったキムチを肉とほぼ同量加えて更に炒めていきます。

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豚肉は앞다리살(前脚肉)が好きだそうです(笑)
日本だと肩肉とかでしょうか…
薄切りより、シチュー・カレー用とか、豚カツ用肉を食べやすく切って使うくらいの方がおいしいかもしれません。(写真は訳あってちょっと薄めの肉の時のものです)

 

キムチが温まってきたら肉と混ぜ合わせ、合わせ調味料で味をつけていきますが、多分ここがポイントになります。
合わせ調味料は、「진간장(ちんかんじゃんg、醤油)とお義母さんの매실청(めしlちょんg、梅シロップ)」です。

梅シロップは私の母も作っていたので馴染みがあるのですが、梅を砂糖漬けにして作るシロップで、お湯・水・炭酸水などで割って飲んでもおいしく、夏バテ対策になるよなんてよく言われたものです。
味わってみた感じはほぼ同じです。市販品もあります。

この、醤油(これも日本なら濃い口醤油でOKだと思います)と梅シロップを「このくらいがおいしそう」と思うくらい、あえて言えば、大さじ85%くらいずつ(笑)混ぜて加えます。

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合わせたらこれくらいでした。

それから、他に加える定番の具はこちら。f:id:yuzi_tama:20220624203942j:image

エリンギ(새송이버섯,せそんgいぽそっ)1本分と、斜め切りしたネギ(대파,でぱ)1本分ですね。

写真のエリンギ、冷凍してたので霜が付いてます^^;;
だいたい縦に半分に切った後、厚み5mm程度に切って入れることが多いです。
冷凍してたので、ネギより先に鍋に入れて蓋もして解凍を促します。
それからネギも入れて蓋をして熱を入れ、一度混ぜてまた蓋をして、野菜にいい感じに火が通り全体がなじんだら完成です!

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出来上がりこんな感じになりました^^

 

ナスのバリエーション

最近やったバリエーションもひとつお見せしますね。

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ナス(가지,かじ)を入れてキノコを椎茸(표고버섯,ぴょごぽそっ)にチェンジしました。キノコは好きなもの、あるものでいいと思います。
ナスは味をよく吸うので、辛くなりやすいですがそれもまた良き^^f:id:yuzi_tama:20220624203944j:image

こんな感じですね。

キムチと辛さの調節について

キムチを肉と同じくらい入れたら、200gくらい一気に使ってしまいます。
正直私も、初めはビビるやら辛いやらでそこまで入れられなかったのですが、夫から「もっとキムチ入れて!」の声もあり、今ではこれくらいになりました(最初の頃は「そんなにキムチ入れたら辛くて私食べれないもんㅠ」て泣いてました^^;;)。

それでも「いうほど辛くない」部類に入るらしく、「マジで辛い食べ物は、まだニガテ」な小学生甥(10才)もよく食べていました。
付け合わせで水切り豆腐をつけることもあるらしく、それも“辛い!熱い!”となった口を冷やすのにいいかもしれませんね。

 

いろいろ書いてみたけど…

ここまでフワッと書いてきましたが、気になるのはやはり「韓国人が作ったトゥルチギを食べたことがない」というのがひとつ、それから、「味付がすごく簡単」ということなんですよね(しかも夫には毎度“우리 자기 양념 정말 잘해!(味付けが本当に上手い

!)”と褒められる)。
あとから韓国語の料理アプリで調べてみたら、合わせ調味料の材料が多くて結構面倒くさそうなんですよ(-_-)

「おうちごはん」ですから、家族がおいしく食べてくれればそれでいいような気もするんですが、一度は食堂などで本物の?トゥルチギを食べてみて、遜色なければ、改めて自信を持ってわが家のトゥルチギを楽しんでいきたいと思います^^

 

今日も最後まで読んで下さりありがとうございます^^
また次の記事でお会いしましょう♪