こんにちは、玉子です。
最近、夫婦で韓薬を飲み始めたので、今回はその話を書いてみようと思います。
私が韓薬(한약)を飲むのは2度目で、前回もブログにその話を少し書いていました。
問診、価格
夫の家族が昔からお世話になっている(私も2年前にお世話になった)近所の韓医院(한의원、はにうぉん)を夫婦二人で訪れ、韓薬処方のための相談。
問診、脈診はこちらでも分かったのですが、おそらく先生は私たちの顔色や話す声や姿勢なども診ていられたことと思います。舌診はありませんでした。
私は腎、夫は肝の養生をすすめられた感じ。
夫は…
私から見たら、先生に対して少し態度が悪いような気もしたし、話し出したら、聞かれていないことまで話し過ぎのような気もしましたが(夫は普段から言葉数が多い人で、正直私も疲れてきたところ…)、この先生がとてもありがたいことに、遮るのも最小限に、夫の話をよ~く聞いてくれました。
多分先生はこう思っていたと思う。
沢山喋るのがこの人の症状。
沢山喋らせて聞いてあげるのが、この人の治療。
まぁ、症状の一部、治療の一部ってことですが…
横で見ている私は、そういう印象を受けました。
私の方は、身体を冷やさないようにして、周りの人と出来るだけコミュニケーションをとるようにしてねと言われました。
それから、今より少し早く寝るようにとも。
薬の価格は、一人・1ヶ月分で30万ウォン!二人で60万ウォン!!
2回おかわり(笑)してねと言われているから、その通り飲むと二人で180万ウォン!!!
大変なことになりました(*_*)まぁ…
おそらく、3回までは飲まないと思うのですが。
先生からの手紙(妻分)
これは、私用の韓薬に添えられていた服薬指導書です。
上半分くらいまでの概要は、こんな感じ。
◎1日3回、食後30分、温めて飲むこと
・3箱飲んで下さい(残り1日分程度になったら連絡すること)
・身体を暖かくして下さい。
・ストレスを受けず、いつも楽しい気持ちで生活して下さい。
・体重を増やしてはいけません。
・軽い運動をして下さい。
・少し早く寝て下さい。
・怒ったりイラついたりせずに、笑って過ごしてください。
・お薬をきちんと飲んで、いつも健康でいて下さい。
体重気をつけて、早く寝ないと^^;
最近ほんと、朝起きれないし、憂鬱な日が多いんですよね。
「起きたって意味ないじゃん」みたいな感じがする。それが良くないという感覚は、まだあります。
だから、今のうちに対処すべきでしょうね。
先生からの手紙(夫分)
こちらが夫用の服薬指導書です。上半分、ざっくり見てみましょう。
◎1日3回、食後30分、温めて飲むこと
・3箱飲んで下さい
・禁酒・禁煙して下さい。
・けっして性急にならないで下さい。ゆっくりのんびり、心に余裕を持って下さい。
・いきなり腹を立てたり、かっとしないで下さい。
(笑顔の方がイケメンに見えます)
・現在の体重を維持して下さい。
・ご本人の健康はご本人が整えて、管理しなければなりません。
・ストレスは健康の敵です。人に与えず、受け取らないようにしましょう。
・お薬をきちんと飲んで、いつも健康でいて下さい。
つい下線引いちゃった^^;
これほんと、しっかり受け止めて欲しい。
夫はせっかちだし…
不順瞬間湯沸かし器で、火炎放射器だし…
自分の身体の健康は、結局、私がいくら気をつけようと、入院しようと、本人がその気になって管理しなければ維持できない。
ストレスを人に与えず、受け取らない。というメッセージも、深い…
「笑顔の方がイケメンに見えますよ」だなんて、本当に、先生から患者個人への思いやりのこもった、個別のお手紙なんだなということが感じられます。
服薬指導(共通内容)
以下は、私と夫への服薬指導の内容で、共通していた部分です。
【注意事項】
◎禁忌食品
酒、小麦粉食品、豚肉など脂の多い食品、辛いもの、生の大根、緑豆、緑豆もやし◎出来るだけ避ける食品
・胃腸を冷やす食品(冷水、ソフトドリンク、かき氷やアイス、小麦粉食品)
・食べ過ぎやすく、消化に良くない食品(チキン、豚足、卵、脂の多い肉類)
・血の質を悪くする(濁らせる)食品(酒、たばこ、卵、ラーメン、揚げ菓子、スナック菓子、ファストフード等)
・著しく刺激的な食品(辛すぎ、塩辛すぎ、香辛料が大量に添加されている食品等)【韓薬の保管方法】
・冷蔵庫で保管(5℃以下)推奨
・韓薬は煎じてから1ヶ月以内に飲むようにすること。
・韓薬の種類によっては、沈殿物が生じる場合がありますが、問題はありません。【服用時の注意】
・電子レンジで温める際は、パウチからコップなどに移して温めること。【薬を飲んでいてお困りの時は】
・一人で悩まず、いつでも電話でご相談ください。『韓薬は自然がくれた最高の贈り物です。親しめばより楽しい人生になることでしょう。』
どうですか?
私は…
私一人でやるなら、1ヶ月は余裕だし、2ヶ月もなんとかなるし、3ヶ月でも…きついけど、やれないことはないでしょう。
薬膳の考えと日本食のレパートリーがあるから。
しかし、夫婦でやるとなると、なんか難易度が上がる(T▽T)
夫は鶏肉が好きではないので、普段の家庭料理はもっぱら豚肉なのです。
チキンを避けよと書いてありますが、これは鶏肉というより、調理法を含むチキンという食品であると思われます。
小麦粉食品や辛いもの、添加物が多い食品を避けろとあるから、パンや麺や、韓国料理に多数ある辛い食べ物もほぼNGです。
まぁ…「辛いもの」って、韓国基準の「辛いもの(=激辛)」だと思うので、私が食べられるくらい、「ちょっと辛味がある」くらいのものなら大丈夫かなって思っています。
ことさら辛くしなかったキムチチゲとかね。。
それでも、夫は豚肉が入ったキムチチゲが好きなので、出来るだけ脂の少ない肉の部位を使用することにしようかなと思っています。
ヒレとかね。味は、普段通りとはいかないでしょうが。
卵が良くないとされているのは、結構きつい…豆腐を代わりにして、納得してくれたらいいのですが…(私は豆腐ステーキとか好き。湯豆腐も)
あと、二人分あるから、冷蔵庫に入れておくことが難しいですね^^;
おわり
共通部分の内容は、以前私が薬を飲んだ時もほぼ同じだったと思うので、韓薬を飲むときはだいたいこんな感じなんだと思います。
韓薬は高い。たいてい、口に苦い。あっためて、食事の30分後に1日3回飲むとか、ちょっと面倒くさい。でもそれだけじゃない。
普段の生活の中の養生努力や、制限があります。
韓国での韓薬は、日本での漢方薬よりは一般的に広く親しまれていると思う。
でも、どうなんだろう…
私がもともと、漢方に親しむ環境で育ってこなかっただけで、親しむ界隈ではそれなりに当たり前のことだったりするのかもしれない。
韓薬にご興味のある方へ、この情報が多少なりとお役に立てばと思います。
「自分も飲んでみたけど、違ったよ!こうだったよ!」というお話がある方は、ぜひコメントで教えて下さい^^
ではまた!