こんにちは、玉子です^^
今回も前回に引き続き、私の手持ちの韓国料理本と関連書籍をご紹介していきたいと思います。
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韓国に来る前、日本にいる時から、書店や通販サイトを見て「韓国料理の本がどんどん充実してくるなぁ~」と感じていましたが、個人的にすべてを買い揃えることは当然できず…
なので、ここで紹介した以外で「こんな良い本あるよ♪」「これ面白かったよ^^」という本があれば、ぜひコメントなどで教えて下さい!
それでは始めていきます!
もくじ
- 「コウケンテツが選ぶ 食のハングル 単語&フレーズ集」NHK出版
- 「野菜いっぱい韓国ごはん」文化出版局/李映林
- 「いま・すぐ・食べたい!韓国ごはん」主婦の友社/重信初江
- 「韓国かあさんの味とレシピ」誠文堂新光社/八田靖史
- 「飲食のくにではピビムパプが民主主義だ」CUON
- 「ソウル 韓方 旅手帳」叢文社/新見寿美江
- おわり!
「コウケンテツが選ぶ 食のハングル 単語&フレーズ集」NHK出版
左下の黄色い本ですね。
2014年1月に第1刷発売と、奥付に書いてありました。
本の中には詳しい情報がなかったのですが、おそらくNHKの“テレビでハングル講座”で、コウケンテツさんが料理紹介コーナーなどを持っていたことがあったのではないかと思います。
私がNHKのハングル講座を見ながら勉強を始めたのが2016年でしたので、このコーナーを見ることが出来なかったのが非常に悔やまれますㅠㅠ
「食べるハングル」「買うハングル」「使うハングル」と章立てがされていて、単語やフレーズ、料理に食材と色々紹介されています。
この本を購入した当初からそれなりに楽しく読んではいたのですが、韓国に移住してしまった今となっては、「知らない韓国料理の名前や概要、食材、調理の関連語彙」をまとめて知ることが出来る、大変ありがたい存在となっています。
この本を見て料理を作れるというタイプではあまりないのですが、料理名を知って、韓国の料理アプリで検索してみる…というような使い方も出来て便利です^^
NHK出版のサイトではすでに売り切れとなっており、Amazonのマーケットプレイスに中古品及び新品の出品がされているようです。
「野菜いっぱい韓国ごはん」文化出版局/李映林
私の写真では右端になりますね。
李映林さんは韓国のチェジュ道出身の方で、先にご紹介したコウケンテツさんのお母様ということなんです。
なんだろう、韓国料理的なアプローチで、世界各地の食材や調理法を取り入れたお料理を紹介されているので、外国人である私が思う、いわゆる“韓国料理”ではないなというのが正直な感想です。
ただその分、韓国料理の哲学とかエッセンスのようなものは、のちのち分かりやすく汲み取れるようになるのではないかと期待しています。
日本にいながら、なんとなく韓国料理の風を取り入れてみたい、くらいの感じで見るにはちょうどいいかもしれません。
「いま・すぐ・食べたい!韓国ごはん」主婦の友社/重信初江
そんなふうに見たら、逆に、日本にいながら再現しやすい、“いわゆる韓国料理”が多く載っていると感じられるのがこちらの本です。日本人著者による韓国料理の本ですね。
日本にある食材で作れるように、日本人の口に合うように、アレンジされている感じはあるし、この本からすごく沢山作ってみたというわけではないんですが…
いくつかお気に入りになるレシピに出会えたし、中には今でもこの本から作って食卓に上げている料理もあります(タットリタン:닭토리탕,닭볶음탕など…)。
なかには“ゴマ油を使用”と書いておいて、写真には들기름(どぅlきるm:エゴマ油)が写っているみたいな、間違いなのかひっかけなのか(あるいはやむを得なかったのか…)みたいなこともありますが、それは韓国語学習者にとっては面白い間違い探しだし、そうでなければ、日本ではエゴマ油よりゴマ油の方がポピュラーで、味や風味は違うけど、どちらで作ってもまぁおいしく出来るくらいのことで、私も後から気付いてなんとなく楽しいような気分になりました(笑)
実際に作って食べるには使いやすい本だと思います^^
巻末に収録された韓国の伝統茶や食材の紹介も、カラーの写真と簡潔な説明がついていて大好きなページです。
「韓国かあさんの味とレシピ」誠文堂新光社/八田靖史
この本はシリーズ展開していて、実は先に「台湾かあさんの味とレシピ」を持っていたんですよね^^ そちらも、知らない・おいしそうな・興味深い料理が沢山載っていてとても気に入っています。
こちらの本では、6人の“韓国のおかあさん”のお家にお邪魔して、家庭料理を見せてもらう、教えてもらうという内容になっていて、レシピあり、ハングルあり、家庭や文化について読むところあり、写真も料理からおうちから家族集合から街並みまでいろいろなので、見て・読んで・作って・食べて楽しい。そういう本になっていると思います。
実際に韓国にある家庭料理の姿なので、日本で手に入りにくい食材や、量感が違うな…(たいてい、随分大量に作るんだな~!という印象がある)ということはあるのですが、私もこの本の中から時々、玉ねぎの醤油漬けなど作ってみたりしています。
それももともと、玉ねぎを5個分漬けるレシピで載っていましたが、そのまま作って食べるなり、知り合いにおすそ分けしてもいいし、私は玉ねぎ1個分に換算して作ったりしています^^
「飲食のくにではピビムパプが民主主義だ」CUON
この本は、表紙のタイトルの上下に「料理と詩のコラボレーション」「おいしい詩を添えて」と書かれていて、見開き左ページにまずお料理の写真、右ページにはカタカナの料理名と日本語訳とハングル表記、お料理の概要と材料・作り方が載っていて、次の見開きでは左に、先の料理に関する韓国語の詩、右に日本語訳詩が載っているという、この詩の存在が特徴的な本です。
この本で料理を知って実際に作ってみたり、アプリで検索してみたりしてもいいのですが、それより、普通の文章よりも訳すのが難しい詩というものを、韓国語ではどのように書き、どんな面白さがあり、またそれをどうやって日本語に写していったのかを見るのが楽しいなと感じています。
正直、そういう楽しみ方は、この本を買った頃にはまだすることが出来なくて、最近少しずつ面白くなってきた!という感じなのですが^^;;
韓国語を勉強されている方なら、そして私のように料理をしたり食べたりすることが好きな方なら、こんなふうに読むのも楽しいと思います^^
実際にこの本から料理を作ってみたことはまだあまりないのですが、詩と合わせて今後少しずつ作ってみれば、かえって物語のある食べ物として自分の中に定着するかもしれません。
例えば、チョンガッキムチという小さな大根で作られたキムチが紹介されていて、まだ作ったことはなく何度か食べてみただけですが、「あーあの」「独身男性キムチね!」ってことで、最初からなんとなく楽しく食べた記憶があります。
「ソウル 韓方 旅手帳」叢文社/新見寿美江
最後はちょっと番外編ですね。
日本に漢方というものがあり、これは中国から中医学が日本に伝わって来て日本で発展したものだそうですが、韓国に伝わって発展したものは韓方というそうです。
私は韓国に来る1~2年前くらいに薬膳の勉強をして、中医学や食養生についての基礎を学びました。
それは日本で日本人が実践することですから、日本人の体質や日本の風土に合ったものであり、韓国では韓国の風土や韓国人の体質に合ったシステム?があるのだろうと思います。
実際、市場やマートを見ていても、これは知らないな、日本では食べないなというような食材は多いのです(逆に、日本で食べ慣れた食材が探しても見つからないということもままあります)。
本の中で紹介されているソウルの薬令市や伝統茶のお店を気軽に訪ねるわけにはいかないのですが(うちからは片道4時間とかかかるので)、様々な伝統茶の種類と概要・効能などについて読むことが出来るので面白いです。
そういえば、この本を見ていたおかげで、コロナ前にソウルヘ行ったときに、仁寺洞の伝統茶カフェでナツメ茶とメシル茶と薬菓を食べることになった気がしますね^^
一度に食べたのでお腹いっぱいになりました(笑)
また読み直して効能や素材を復習して、いつものスーパーでお茶などを買うときの参考にするのも楽しいかなと思いました。
おわり!
いかがでしたでしょうか。
本の数が多いので、各文章を短めにまとめようと思ったのですが、結局ちょっと長くなってしまいました^^;;
楽しく読んで頂けていましたら、またあるいは、他にもこんな面白い本あるよ!みたいなお話もお聞き出来ましたら、とてもうれしく思います。
今回も最後までご覧下さりありがとうございます!
그럼 이만,또 만나요~^^