こんにちは、玉子です^^
今回は久しぶりに、韓国語の勉強について書いてみようと思います。
駅の露店で買った本で
私が最近、韓国語の勉強に使っている本はこれです。
"사랑하게 해줘서,고마워"
(愛するようにしてくれて、ありがとう)
作者は김재식さん、イラストは최청운さんです。
この本は、確か2018年にひとりでソウルに遊びに行った時に買ったものです。ハン検3級には合格したけれど、TOPIKⅡでは級がつかなかった(3級にも不合格)というタイミングでの訪韓でした。
バスはちょっと怖いけど、地下鉄にはぜひ乗ってみたい!
という個人ミッションのもと、歩いていた駅構内の露店で買いました。
ぱっと見詩集のような感じで、「詩や文芸の文章は、外国語で読むと予想以上に難しいんだよな」という認識がありましたが、あんまりゆっくりアレコレ見て選んでいる気持ちの余裕もなくて、「もし読めなくても、記念品ってことでね」と自分に言い聞かせて、この本ともう1冊別の本を買って持ち帰りました。
約5年後にようやく読み始める
日本に持ち帰ってみたものの、予想通りというかなんというか、なかなか読めなかったのですが、つい最近ふと「あれ読んでみるかな…」と思い立ち、辞書もひっぱり出して読んでみることにしました。
どんなふうに読むかというと…
中はこんな雰囲気になっていて、ページの初めにタイトルがあり、本文が1ページ完結、もしくは見開き2ページくらいのボリュームで掲載されています。
見た目やっぱり詩集みたいなんですけれど、よく読んでみると、うーん…
これはいわゆる詩集ではないような…
別の意味のポエムとか、エッセイとか、そっちの方が近いような感じがしますね。
愛することや生きることに関する、等身大の哲学が書かれているようです。
一遍ずつ読んで、分からなかった単語や表現を適当な紙に書き出します(左)。
書き出した語句を辞書で引いたり、ときには翻訳アプリに入力したりして調べます。
用言の原形が分からない時は、前後の語句ごとアプリに入力するのが便利ですね。そこから原形を把握して、辞書も当たるという合わせ技も可能です。
調べた語句を大きめの付箋に書き出し、該当ページに貼っています。ページと調べた日付も、後々役に立つかもしれないと思って書き留めてあります。
付箋を該当ページに貼り付けたところで、ついつい満足してしまいがちなんですが、これじゃいかん!と気づいたときは、もう一度本文を読み、さらに元気がある時は声に出して読んでみます。
その方が…言葉が自分のものになりやすいかなと思って^^;
でも毎回ではありません。
マンガとエッセイ
この本を読み始める前は、韓国語版の「ハイキュー!!」(45巻)を読んでいました。
ハイキューは以前から割と好きで、日本でコミックを買って読んで内容も知っていたし、絵が多いから、言葉がよく分からなくても読みやすいのではないかと思いました。
ところが実際には、「スピーディーに読みたいのに、分からない語句でしょっちゅう引っかかる」ということで、結構ストレスフルだったんです。
私が勤勉じゃないからというのも多分にありますが、この1冊を1年くらいかけてノロノロと読んでいました^^;
それなのに、今回もう少し文字量の多いエッセイを読み始めたら、意外と楽に読めるんですね。
「急に、辞書が引けるようになった!」ということもあるのですが、「どのくらいのスピード感で読み進められるか」を無意識に設定していて、そのイメージと現実のズレが大きすぎる時にストレスを感じてしまうのかもしれません。
辞書が引けるようになる、とは
私が現在使用している辞書はこちらです。
普通に本屋さんで買ったので、定価8,000円くらいしたと思います。
このボリュームの辞書ってそんなものだと思いますが、普段のテキスト1冊と比べちゃうとちょっと高いんですよね。
でも引けるようになった今は、持っててよかった!と思います。
辞書を引くには、語句がどんな順で並んでいるかを把握していないといけません。
日本語なら五十音、英語ならアルファベット。
私もカナダラは、きらきら星の歌のおかげで割と早期に覚えていたのですが、どうもうまく辞書が引けませんでした。
なんでかなぁ…と私なりに考えてみたのですが、もしかすると、「“カナダラきらきら星”で子音は覚えたが、母音の順番を覚えていなかった」のが大きかったのかもしれません。
辞書の一番最初のページ(表2?)に、母音の配列が書いてありました。
赤マルつけた母音、これだけざっくり把握しておくだけでも、だいぶ引きやすくなります!
これ覚えておくと辞書が引きやすくなる!
- ㅏ(ア)は最初!
- ㅣ(イ)は最後!
- ㅡ(横棒のウ)はㅣ(イ)の少しまえ
- ㅗ(陽母音のオ)はほぼ真ん中
- ㅓ(陰母音のオ)はㅏ(ア)より後、ㅗ(陽母音のオ)より前
- ㅜ(二画のウ)はㅗ(陽母音のオ)とㅡ(横棒のウ)の間
さらに、
- 濃音子音は、平音子音のあとに収録されている(ㄱの語句がすべて掲載された後に、ㄲから始まる語句が載っている)
- とある子音&母音の語句がすべて掲載された後に、パッチムがある語句が載っている(가から始まる語句の後に、각から始まる語句が載っている)
- 激音子音は、「カナダラきらきら星」の歌の通り、子音が"ㅈ"まで終わった後に続けて掲載されている
これがのみ込めてきて、やっと、
辞書がそこそこ楽に引けるようになってきたと私は感じています。
勉強の初めに辞書は必要?
これ、私もずっと考えていました。
「外国語の勉強をしようと思ったら、まず最初に辞書を用意するのはマストでしょ」という意見も聞いたことがあります。
それでいて、私は独学でハン検準2級&TOPIKⅡの3級までは合格しましたが(現在までのところ)、辞書はほとんど使いませんでした。
ここまでに書いた通り、辞書を使いたくてもうまく使えなかったし、各検定試験に対応した単語集などを見ながら同時に使っていたテキストでは、「これ分かんないなぁ」という単語や表現が大抵欄外にまとめて掲載されていました。
(レベル感をめちゃくちゃ把握されてる^^;)
辞書はさ、
自分が「もはや必要だ」と感じるまで、準備しなくてもいいんじゃないですか(笑)
高いし重いし場所とるし、うまく使えないせいでストレス感じるならね。
「一般的に、マストなんじゃないの」っていう判断基準なら、「そうでもない」と言ってもいいと思う。
韓国語の先生方がどうお考えかは分かりませんが、マイペースな独学でやってきた私の経験では、今のところこんなふうに考えています。
付録ページはちょっと面白かったり、役に立ったりもするけど、そこは辞書の本体じゃないですからね。
ヨーロッパの言語をいくつか勉強した時は早々に辞書を用意しましたけど、アルファベットの順番は英語のおかげで既に把握していたから。
それに、大学の授業だったから、独学ではなかったし。
今ほど翻訳アプリも充実していなかったし。
学習者の皆さん、いかがですか。
なにか感じることがありましたら、コメント残して頂けるとありがたいです。
だらだらと長くなりました^^;
もともと本を読むのは好きだったし、今読んでいるエッセイでは、自分が知りたかったような…読んでて嬉しい、なんか美味しいと感じるような語句に沢山出会えて、読むことに幸せを感じています。
一度どころか、数回同じ単語や表現を見てもなかなか覚えませんけどね^^;
もしよろしければ応援お願い致します!
楽しさを維持しつつ、勉強していきましょうね!