こんにちは、玉子です^^
今回は、日本と韓国の言葉と食文化の違いにより生まれた、些細だけれどもややこしい、“もやしの話” です。
この話題は少し前にTwitterでしたことがあったのですが、ツイは流れていってしまいますので、ここで一度まとめて残しておこうと思います。
もやしと言えば
“もやし”を韓国語でどういうのか、私は勉強を始めて割と早い段階で知ったような気がするのですが、それは“콩나물(こんgなむl)”という単語でした。
実際、韓国に来て見てみても、もやしに違いないのです。
昨年の추석(ちゅそk)で準備のお手伝いをしていた時の写真。大量のもやしの根取りをしました。
ところが、段々韓国での生活が長くなって少しずつ慣れてくるにつれ、不便や疑問を感じるようになりました。
なぜなら、“콩나물”はあたまの“콩(こんg)”に表される通り、“豆”もやしだったからです。
パッケージにも“国産豆 豆もやし”と書いてあります。
“콩”は単独で「豆」のことなのですが、ならば“나물(なむl)”が「もやし」なのかといえばそうではありません。
辞書によると、“나물(なむl)”は
①(料理の)ナムル。野菜・山菜・野草を生のまま、あるいはゆでたのち、ゴマ油・いりゴマなどで和えたもの
②食用の野菜・山菜・野草など
(小学館朝鮮語辞典)
とありました。
日本でもやしといえば、安価な食材の代表格、そして加熱しすぎに気を付けて、しゃっきりと食べたい野菜ですよね。
どんな料理のかさ増しにもお役立ちで、気楽においしく食べられる、
肉野菜炒めやニラともやしの炒め物や、もやしオンリーでニンニク&塩コショウとかオイスターソースで炒めて食べたい!
炒め物の例ばかり出て来ましたが^^;;
もやしがもともとすごく好きというわけでもないのですが、一度思い浮かぶと無性に食べたくなってきます。
ですが、「豆もやし」は、日本で一般的なもやしのように調理して食べることは出来ません。なぜなら、「豆もやし」を用いて作る韓国料理としてのナムルや、二日酔い覚ましのスープとして知られる“콩나물국(こんgなむlぐk、豆もやしのスープ)”は、水からしっかりと加熱して調理することで美味しく食べられるようになるからです。
「豆もやし」と「緑豆もやし」
日本で親しんでいたもやしの料理は作れないのかなぁ…と寂しい日々を送っていましたが、ふと、スーパーの売り場で、豆もやしではないもやしが並んでいるのが目に入りました。
パッケージの印刷がジャマ!中身はこちら↓
これこれ、これでしょう!なじみ深い“いつものもやし”は!
もう一度パッケージを見ますと、“아삭한 숙주나물(あさかん すkちゅなむl)”とありますね。
“아삭한(あさかん)”は「シャキシャキした」、“숙주나물(すkちゅなむl)”は「緑豆もやし」だということが分かりました。
それで、思いついて調べてみたところ、日本でもっともよく食べられているもやしの種類は「緑豆もやし」だったのです(T▽T)
主流過ぎて「緑豆かどうか」なんて考えたこともなかったよ…
もやしを使い分ける
食べ慣れた(緑豆)もやしを見つけ、それが近所のマートで、別段高くもなく買うことが出来ると分かり、安心しましたㅠ
豆もやしを使う韓国料理を作る時は豆もやしを使い、さっと加熱する料理を作る時は緑豆もやしを使う。
たまたま家に緑豆もやしがあって、豆もやしのスープのように食べたいときは、水から煮ずに仕上がり間際に入れればOK!(厳密には味や食感が違うかもしれませんが)
豆もやしを緑豆もやしのレシピで使ってみたことはまだないのですが…どうでしょうね? やってみたことがある方は、どうだったか、もしよろしければ教えて下さい^^
豆もやしは本当に、豆だけでなく、伸びた部分も熱に強くて食感がしっかりしています。緑豆もやしのようにすぐへたったりしないのです。
こういう微妙な落とし穴はいろいろあります(T▽T)
本当に小さなことではありますが、小さいからこそなんか悔しいんですよね。
こんな些細なことも、私が慣れてしまう前に、新鮮なうちに、記事に残してシェアしていきたいなと思っています。
最後まで読んで下さりありがとうございます^^
また次の記事でお会いしましょう♪