玉子の韓国生活ブログ

韓国蔚山で暮らす日本人妻のブログです^^

【韓国語】“甘い”と“異なる”をゲンミツに言い分けたい!

こんにちは、玉子です。
今回の内容、タイトルの通りなんですが、韓国語を勉強している・知っている方にはすぐお分かり頂けると思うんですけど、そうでない方は「は?何言ってるの?」と思われることと思います。

実は“甘い”と“異なる”というふたつの単語、韓国語ではちょっと似ているのです。

 

もくじ

 

【“甘い”と“異なる”の韓国語原形(辞書形)】

“甘い”の原形はこちら。
달다(たlだ)*lはLの小文字です
☆ㄹ語幹

 

“異なる”の原形はこちら。
다르다(たるだ)
☆르変則用言

 

カッコ内にひらがなで頑張って書き表した発音ガイドを見て下さい!

(たlだ)と(たるだ)?

 

こういうことがあるから、小文字のlとか読みづらい表記をしてきたんですが、ここをもし読みやすいからって“る”と書いたり認識したりしたら、見た目上同じ発音になってしまいますㅠ

でも実際は違うわけで。

“甘い”の方、달다のㄹには母音がついておらず、“異なる”の方のㄹには、ㄹの下にㅡという母音がついています。

このあたりで、原形を並べてみても微妙な?発音の差が見て取れるのですが、実際に使おうとすると毎度原形で使うわけはなく、活用した時に明確な差異が出て来ます。

そのあたり、今までちょっとあやふやなままにしてしまったので、今回改めて、きちんと整理して使えるようにしていきたいと思います!

 

【参考資料】

今回の記事を書くにあたっては、手持ちの「小学館朝鮮語辞典」の巻末付録ページを参考にしました!

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写真に印をつけましたが、この内容が今の私にドンピシャ(T▽T)
小学館朝鮮語辞典さんありがとうございます(T▽T)

 

先に書いた“甘い”と“異なる”のところに、☆ㄹ語幹☆르変則用言というしるしをつけておきました。
韓国語の用言には、もっとも一般的な活用をする“正則用言”と、正則活用のルールに当てはまらない“変則用言”、さらに“変則用言”と分けて“ㄹ語幹”という、これも正則活用とは異なる結合をするグループがあります。

달다(☆ㄹ語幹)も다르다(☆르変則用言)も、正則用言ではないイレギュラーな活用をする単語だったんですねㅠ

ということで、小学館朝鮮語辞典を参考に、ㄹ語幹と르変則用言の活用ルールを見てみます。

【ㄹ語幹のルール】

・語幹がㄹ(りうl)で終わる用言は、すべてこれに属する。
・以下5つのパターンで、語幹のㄹが脱落する。
1.で始まる語尾が続くとき(例:달다 + -는 → 단(甘い~(ナニカ。連体形)))
2.で始まる語尾が続くとき(例:달다 + ㅂ니다 → 답니다(甘いです))
3.で始まる語尾が続くとき(例:알다 + -세요 → 아세요(ご存知です))
4.パッチムで始まる語尾が続くとき(例:달다 + -ㄹ까 → 달까(甘いか))
5.中称の終結語尾(-오)および美化補助語幹(-옵-)が続くとき(例:멀다 + -오 → 머오(遠い?))

 

全部달다で活用例を書けたら良かったのですが…

3.は他にㅅから始まる語尾をとっさに思いつかなかったので、一旦辞書に載っていた알다の用例を引きました。

5.は正直よく分からないのと、中称はあまり使わなさそうなので一旦スルーしますㅠ

(“一旦”を多用しているあたり、韓国語からの語彙流入を感じます…ㅋㅋ)


【르変則活用のルール】

・語幹が르で終わる用言の大部分がこれに属する。
・-아/-어で始まる語尾が続くと、①르と-아/-어が縮約されて-라/-러になるともに、②その直前の音節にㄹパッチムが挿入される。

*-아系がつくか-어系がつくかは、語幹の最後から2番目の母音の陰陽に従う。(다르다の場合、語幹は다르であり、最後から2番目の母音はㅏなので、아系ということになる)

다르다 + -아서 → 달라서
다르가 + -아(요) → 달라(요)


う~~~…
辞書にまとめて書いてあることは、こんな感じですね。
これを見て今私が思うことは、
『ㄹ語幹ではㄹが減り、르変則活用ではㄹが増える』
ってことですね^^;;;

 

【例文・実践】

私が普段よく使う言葉遣いで言うと、
【달다:甘い】は
단 것(たん ごっ)甘いもの
달아(요)(たら(よ))甘い(甘いです)☆
다네(요)(たね(よ))甘いね(甘いですね)☆
커피를 달게 하다(こぴるl たlげ はだ)コーヒーを甘くする★

 

【다르다:異なる】は
옛날과는 달라서(いぇんなlぐぁぬn たlらそ)昔とは異なり
서로 다르듯이(そろ たるどぅし)互いに異なるように
다른 방법(たるn ぱんぼp)ほかの方法
달라(요)(たlら(よ))異なる(異なります)☆
다르네(요)(たるね(よ))違うね(違いますね)☆
각기 다르게 나타나다(かっき たるげ なたなだ)各々異なって現れる★

 

☆をつけたところは、今までとても紛らわしく、よく間違えていたと思うのですが、この機に覚えて間違いなく使えるようにすれば、なんとかなりそうです。

いま残った問題は★をつけた方なのですが…

달게と다르게の使い分けは尚ややこしいですね(T▽T)
リズムも音(母音)成分も、違うといえば違うのですが…
それよりも、文脈による判断に頼る方が楽かもしれません。
読み書きならば、綴りは明確に異なるので、正しいか間違っているかすぐに分かるでしょう。

 

【結び】

というわけで今回は、私が!
【달다:甘い】と【다르다:異なる】をゲンミツに、正しく言い分けたい、使い分けたいという気持ちで、ブログ記事を書いてみました^^

もしかしたらどなたかのお役に立ったり、そうそうややこしいよね!と共感して頂けたりしたら、嬉しく思います。

今回も最後までお読み下さりありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう^^