玉子の韓国生活ブログ

韓国蔚山で暮らす日本人妻のブログです^^

【編み物】5本指手袋の練習

こんにちは、玉子です^^
前回のブログで書いた通り、今回は「何年も前から編み物本で見て気になっては、自分にはムリ!と思ってあきらめていた」5本指の手袋にチャレンジする!という内容です^^

前回はこちら↓

yuzi-tama.hatenablog.com

経緯・指なしの利点

指なしのハンドウォーマーは簡単だし、短時間で出来るので、よく作っていました。指がない分、スマホの操作もスムーズだし、なんならデスクワークもできるし、小銭や鍵のような小物の扱いも楽で結構便利なんです。

でも、5本指手袋を「編みたい時いつでも編める」というのと、「編むに編めない」というのは、だいぶ状況が違いますからね…
ついに、「チャレンジしよう!」という機運が高まって、やってみることにしました。

第1号:指を重点的に練習

今回は初めから“練習”と割り切って始めることにしました。
練習なので、針と糸も少し太めのものを選択。

使用糸はこちら。100%アクリルの段染め糸です。
少し前に使った紫系の糸の、色違いなんですね。

5本指手袋は、なにしろ指がキモなので(特に親指以外の四本)、エネルギーをそちらに集中できるように、手首の方は省略しました(笑)

このように…

糸の色も変えて、徹底的に分かりやすく!!

やってみるとやはり、指を編み付ける最初の1段・2段で特に注意を要するということが分かりました。

脇に穴ボコが出来ないように、ねじり目や二目一度などの技を使い、さらに巻き目で指マチの厚みを作ります。

4本指が難しいので、気分転換と思って親指を編んでいたら、紫の糸が終わってしまいました^^;
次からは地と同じ糸で編まないといけません。

親指編み付けは、指なしハンドウォーマーでも時々やっていたのですが、自己流でやっていたので、よく指のサイドに穴が出来ていました。
ところが、それに関しても、穴が出来ないようにする編み方が本にちゃんと載っているじゃありませんか!

あぁ…

もっと早く5本指に挑戦して、本を見ればよかったのかなぁ^^;

そうかもしれないけれど、以前は今よりもっと、編み図を読むことも、あれやこれやのテクニックを使うことにも不慣れで、なかなか読めなかったし実際編むなんてとても!という感じでしたので、
仕方ない、今がそのタイミングだったんだろうなぁ…と思うことにます^^;

こんなふうになりました↓

いいですね!右手用です。

親指の穴が手のひら側に開いているので、左手にはめると収まりが悪くなります。

一度指のリハーサルが出来たので、次は左手用を、手首から作ってみることにします。

第2号:左手用を手首から編む

手首は2目ゴム編みで編んで、本体は目数の増減なくメリヤス編みです。

指は、編み付けが少し難しいですが、その後の筒と、絞ってとじるところに難しさはありません。

それで、試しに「親指から中指までの指先をオープンにする」という実験をしてみました。

結果は…

指先が最大限寒くなく、また小間物の扱いがスムーズに出来そうな丈を見つけるのは意外と難しい。
それに、今回の使用糸が太くて、生地も少し厚めになったため、生地の厚みが邪魔になってスマホなどの操作に支障が出る。
ということが分かりました。

こと今回の糸を使用するにあたっては、穴なんかあけないで、普通の手袋に仕上げた方が良さそうです。

こんな小さなところにも学びが多いわねぇ。

また、手首や本体の周囲がどうも、ゆとりがありすぎるので、もう少しフィットさせられたらいいなと思いました。
実は、1枚目は6号針、2枚目は5号針と、針を細いものに変えていますので、これ以上は、針ではなく目数の変更で対応した方が良いかもしれません。

2枚編んでみたところで、「あと1枚くらい編めば、指編みにもだいぶ慣れそう」という感覚がありましたので、最後にもう一枚だけ編んでみることにしました。

第3号:左右兼用を試す

このタイトルなんですが、参考レシピのデザイン上、手のひらに親指穴をあけているので、形ですでに左右が決まっているんですね。

手の甲に模様を入れるなどしたデザインでは左右の区別が必要でしょうが、今回は段染め糸で無作為に?編んでいますので、「左右どちらにでも使える方が便利かもしれない」と思い、一度「親指穴を本体の真横に付ける」ということを試してみることにしました。

また、本体も少し細くなるように目数を調整し、指穴への目数配分も変更しました。

そうして出来たのがこちら。

うん!
フィット感がよくなって、より暖かく感じます^^
指の太さも問題ありませんし、親指も、右手でも左手でも問題なく使えそうです。

参考レシピでは、本体を編んだ後、
「人差し指側につながった糸を残したまま(切らずに)、小指側から指を編む」と書いてあったのですが、これがすっごく編みにくい!なぜそうしたんでしょう。

あまりの編みにくさに、1号と2号では、結局、「切らずに編め」と言われた糸を切って編んだのですが、
この第3号では、「糸を切らずに、人差し指側から編む」ということをやってみました。

いけますね!
マチの増し目や、拾い目のパターンが分かっていれば、人差し指側からでも編めるということが分かりました^^

また、親指の穴位置も結局自由みたいなので(上の4本指との整合は必要ですが)、
「編み始め・編み終わり・親指・4本指の配分」を調整すれば、糸を切らずに小指側から編み始めることも可能かと思います。

さすがにそれは、今回は、慣れていないのに新たに考えることが多すぎる…と思って、試さないことにしました^^;

オマケの課題

そんな感じで、指付けにも大分慣れてきて、一番最後の小指をつける時だけ、ちょっと気を抜いて何かの動画を見ながら編もうとしたら途端にこれでした^^;

穴できた…ㅠ

これまで、指を編み付ける時だけは、他のことはやめて集中するようにしていたのですが…油断大敵ですねㅠ

本当に、もっと慣れるまでは、この指付け作業のように難しい部分は慎重にやった方が良さそうです。

全員集合!

というわけで、今回の手袋練習はこのようになりました。
左から、1号、2号、3号です。

だんだん細くなりましたよね^^

あと、親指に関してですが、3号は親指が真横についていて、右手にも左手にも使えるのですが、
手のひらに親指が付いている方が平面的なデザインになりますので、収納時の収まりは良さそうです。

3号はちょっと、うまくたためない?うまく重ならない?
そんな感じがありました。

手袋練習してみただけなのに、収穫が多いな~。

手首と本体の太さの調整も、
メインで参考にした本では針を2号変えていて、
サブで参考にした本では、針は変えずに目数で変えていたりして、
正解は一つじゃないんだなぁということが分かりました。

このアクリル100%糸の手袋も結構暖かいのですが、今後は、ウール混の糸や細いソックヤーンなども視野に入れ、「編みたい時に編めばよい!」という気持ちで、手袋編みも楽しんでいきたいと思います。

手袋の練習は一旦ここまでにして、次は「パイナップル編みの練習」…
また練習!修行!^^;
ちょっとやってみようかなと思っています(笑)

余談

今回使用したこの糸、これまでにも別のもの(ヘアバンドとか)を編んだりしたことがあったのですが、今回シンプルなメリヤス編みをしてみて、今までで一番かわいく見えました。

特に、薄い色と白い色が短いピッチで入れ替わっているあたり。
雪の模様みたいでかわいいなと。

あと、メリヤスをもくもくと編みながら、「かあさんのうた」という歌のことがふと思い浮かんだんですね。
「かあさんが夜なべをして手袋編んでくれた」という歌です。

実際自分で編んでみると、
手袋って一揃い一晩で編めます?
私は不慣れだけど、“かあさん”は手練れ(笑)なのか?
もしかして、5本指じゃなくてミトン型だったのかな?
もしかしたら、一晩じゃなくて、数日かけて編んだのかな?
夜なべをするのは、日中には日中の仕事や人の世話があり、
夜になってようやく、一人で静かに集中できる時間が取れるからってことなのかな?

こんなことを取り留めもなく考えたりしていました。

寒くなってきたから手袋を編んでやろうと思ったが、
子どもが何人もいたら大変だな、後にされた子は寒いまま待つのかな、とか。
去年まで使ってたやつはないんかとか。
買うお金はないけど、編む材料とスキルはあるのかとか。
なんとなく、小学生くらいの子どもに編んであげるのかと思っていたら、どうも、故郷を離れて、進学だか就職だかした子どもに、編んで送ってやったようだとか。(歌詞検索してみました)

編み物はこんなことも面白いですね^^